クレアチニンの測定を行う際の検査方法について見ていきましょう。
クレアチニンの測定検査の方法としては「酵素法」と「ヤッフェ法(jaffe)」の2つの検査方法が多く実施されております。
この2種類の測定方法のどちらの測定方法で検査が行われるのかについては現在のところは施設によって異なるとしか言えません。
ヤッフェ法(jaffe)は比較的古くから実施されている測定方法です。
しかし検査対象となる成分は純粋にクレアチニン数値の検査とは言えず、酵素法による測定結果と比較すると多くの成分に反応する分、基準値となる数値も高くなります。
近年のクレアチニンの測定の多くは酵素法によって検査が実施されております。
但し、まだ多くの施設でヤッフェ法(jaffe法)による検査が行われているのも事実であり、ヤッフェ法(jaffe法)の測定検査の特徴を把握しておく必要があります。
と言っても検査を受ける際に覚えておくべきポイントは血清クレアチニンの正常範囲チェック表でご説明した基準範囲よりもヤッフェ法(jaffe法)で測定した数値は高くなるという点です。
ヤッフェ法(jaffe法)による基準範囲の目安を以下にまとめておきますね。
【ヤッフェ法(jaffe法)による血清クレアチニン検査値の基準値表】 | ||
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範囲 | 男性(mg/dl) | 女性(mg/dl) |
基準値の範囲 | 0.8~1.3 | 0.6~1.1 |