検査の基準値・正常値のまとめ

【脈拍数が高い場合(頻脈が疑われるケース)】

検査ぶっく♪では脈拍数が高い頻脈が疑われるケースについて入門者向きに解説しております。

◆脈拍数が高い場合(頻脈が疑われるケース)(もくじ)

◆脈拍数が基準値の範囲よりも高くなっている場合

測定の結果、脈拍数が基準値の範囲よりも高くなっている場合を頻脈と言います。

このような頻脈を確認したケースでは、まず「安静な状態」での再測定を行います。

脈拍は運動後数十分の間は、比較的高い数値を示します。

また、風邪などで発熱を発症しているケースでも脈拍は高くなる傾向にあります。

その他、緊張しやすい人の場合は、測定を行うという行為に対して緊張し、数値が上昇するケースも珍しくありません。

ですから、安静時の測定数値をしっかり求めることが大切です。

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◆基準値よりも脈拍数が高い場合に疑われる疾患の可能性

基準値よりも脈拍数が高い場合に疑われる疾患の可能性について見ていきましょう。

安静時の脈拍数を再度測定し、それでも尚、脈拍数が基準値を大きく上回るような頻脈を確認できるケース。

このようなケースでは以下の疾患を発症している可能性が検討されます。

●不整脈(頻脈性不整脈)
●狭心症
●心室性期外収縮
●甲状腺機能亢進症
●心筋梗塞
●心肥大
●心筋症
●心不全
●貧血

基本的に平常時でも、いつも脈が速い場合は何かしらの合図と見て、疾患の可能性を検討していく事が大切です。

◆測定数値が基準値を大きく上回っているケース

安静の状態で測定を行ったにも関わらず、脈拍数の数値が大きく基準値を上回っているような場合。

このようなケースでは、一度心電図検査を受けることが大切です。

不整脈を正しく診断するには、心電図の記録が大きな手掛かりとなります。

もし、数値が100を軽く超えているようなケースでは、心電図検査の実施をおそらく進められます。

これは、不整脈の要因を見極める為の検査です。

医師の指示に従ってしっかり検査を遂行しましょう。